宮崎駿原案 「障遣願舞 うつ神楽」
「うつ」という「厄」を祓うのがこの作品のテーマです。
http://www.asahi.com/culture/update/0515/TKY201305150057....

脚本・監修はは逸見尚希(44)さん
人形制作は飯島美千香(41)さん

「うつの森」に住む「うつ男」は、森で迷った純真な少女に邪悪な「うつ玉」を食べさせようとしたが拒まれて怒り、少女をのみ込んでしまう。直後に内側から変化が起こり、うつ男は深紅の女神に転生。里人の幸せを祈って舞う。神楽の調べに合わせた30分の無言劇。

この「うつ男」なんだかとても「カオナシ」っぽい。
ということは「うつ男」にのみこまれた「少女」は…。
宮崎駿作詞のカオナシの歌を思い起こさせてくれます。
 
 さみしいさみしい

 さみしい さみしい 僕ひとりぼっち
 ねェ 振り向いて こっち向いて
 たべたい たべたい 君たべちゃいたいの
 君、かわいいね
 きっと寂しくなんかならないんだね

 昨日も見た夢は おとといにも見た夢
 明日もあさってにも 見る夢は
 やっぱり 届かない夢

 欲しい 欲しい 僕もっと欲しい
 これもいいじゃん これ欲しい
 あげる あげる これみんなあげる
 君も欲しいだろう あげるから
 君、僕にくれないかな

 昨日も見た夢は おとといにも見た夢
 明日もあさってにも 見る夢は
 やっぱり 届かない夢

 昨日も見た夢は おとといにも見た夢
 すく逃げちやう寂しい夢よりも
 君、おなかに入れたいの

 やっぱり届かない夢
 君、おなかに入れたいの


不安や憎悪など現代人の抱える闇の権化である化け物が、
純真な少女をのみ込んだことで劇的に変わる筋書きに
メチャクチャつっこみを入れてやりたい気もするのですが
観てみたいは観てみたいです。

 
この人形芝居は長野県にある
昼神温泉卿、旅館「石苔亭いしだ」で
週二のみ上演。