猫とお絵かき徒然日記

日々徒然なるままに飼い主の邪魔ばかりする猫をお共にあんなことを言葉にしたりイラストにしたり。

七つの罪源

アニメ「七つの大罪」が終わりちょっぴり残念な古賀弼子です。
それにちなんで今日はこれまで数々の映画やアニメの色づけに使用されてきた
「Seven deadly sins」のうんちく話をします。


七つの大罪(「暴食」「色欲」「強欲」「憂鬱」「憤怒」「怠惰」「虚飾」「傲慢」)は日本のカトリック教会では「七つの罪源」と訳されるそうです。これはあくまで人間を罪に導く可能性があると見なされてきた欲望や感情のことを指しそれ自体はけっして罪という訳ではないという解釈をするらしいのです。

へえ~、そうなんだ。

罪というよりはむしろ病と呼んだ方が適切でしょうか?
「七つの罪源」は「七つの死に至る病」ともいえるのかもしれません。


◆マハトマ・ガンディーは「七つの大罪」を模して「七つの社会的罪」(Seven Social Sins)を以下のように掲げています。

・「理念なき政治」
・「労働なき富
・「良心なき快楽」
・「人格なき学識」
・「道徳なき商業 」
・「人間性なき科学 」
・「献身なき信仰」

この「七つの社会的罪 」はガンジーの慰霊碑を囲む壁の外側にも刻まれています。

ガンジーの思想や考え方を端的に表していますね。
http://gigazine.net/news/20110527_seven_social_sins/


◆2008年3月、ローマ教皇庁は新たな「七つの大罪」を発表しました。

・「遺伝子改造」
・「人体実験」
・「環境汚染」
・「社会的不公正」
・「貧困」
・「過度な裕福さ」
・「麻薬中毒。」


罪、あるいは罪の源も時代によって変化していくようです。
かつては習慣を伴う欲望や感情であったのに対し新たな「七つの大罪」はより行動に重きをおいているような気がします。

近代化社会は一神教的な社会でもあるのです。
罪という発想に何かしらナナメから切り込みを入れたいとケシカランことを考えつつも罪を意識することを忘れてはイカンだろうと脳内神父様に今日も叱咤される私であります。