猫とお絵かき徒然日記

日々徒然なるままに飼い主の邪魔ばかりする猫をお共にあんなことを言葉にしたりイラストにしたり。

大久野島に行ってきました

大島県竹原市忠海港からフェリーでおよそ10分のところにある大久野島に日帰りで行ってきました。

 

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 周囲4キロほどの小さな島です。

 島に着くといたるところにウサギがいます。
現在この島には約700羽以上のウサギが生息しているといわれています。
ウサギさんのために持参した葉っぱ付のニンジンをそれはもうおいしそうに食べてくれました。

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 実はこの大久野島、戦時中は毒ガス製造工場があり敗戦まで機密保持のため日本地図にも掲載されない「地図から消された島」だったのです。工場で働いていた人の多くが何をつくっていたのかわからぬまま毒ガスの後遺症に苦しんだとか。戦後、米軍が大久野島に上陸すると、島全体を完全に消毒する作業が行われ、毒ガスの危険性はなくなりましたが、同時に島の動物も消えたと言われています。
 
そんな大久野島も今では緑豊かな自然を取り戻しかつての毒ガス工場や関連施設は廃墟となり、その周りをウサギたちがぴょんぴょんと走り回っています。

どうして大久野島にはこんなにウサギがいるのか?
説はいろいろありまして

 


当時動物実験で使われたウサギが逃げたのがはじまりだとか
毒ガスの流出を検地する為に放たれたウサギの生き残りが繁殖したのだとか
地元の小学校のうさぎが放たれて今日にいたったのだとか(これがイチバン有力です)

何はともあれ、かつての「毒ガスの島」も
いまでは名だたる「瀬戸内海のウサギの聖地」です。

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