猫とお絵かき徒然日記

日々徒然なるままに飼い主の邪魔ばかりする猫をお共にあんなことを言葉にしたりイラストにしたり。

スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』2014年6月号の特集は「ガール・ミーツ・ガール」

大ヒット「アナと雪の女王」と同じく「思い出のマーニー」も
女同士の絆を扱った作品ということもあり
今月スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』の特集は

「ガール・ミーツ・ガール」♪
http://www.ghibli.jp/shuppan/np/
ラインナップもたいへん豊かでなんというかいつもの2倍楽しめました。

その中でも精神科医、斉藤環さんの
アナと雪の女王」も「思い出のマーニー」も
なぜ今「ダブルヒロイン」なのか?
という考察がとくに興味深かったです。
(「女性の社会化」がはらむ矛盾)

「Let It Go ~ありのままで~」という歌は
「ひきこもり超楽しい!」という歌でもあり
アナがやったことは愛の力でもって
エルサの世界征服も夢ではない万能の魔力を
人々を喜ばせるアイスショーレベルにまで弱め
愛される女王として社会化させたことだという。

実は私はまだ「アナと雪の女王」を観てないので(まだ観てないんかい)
実際の所よくわからないんだけど

「才能を伸ばすことが本人(と周り)の幸せなのか」
「才能を抑え込むことが本人(と周り)の幸せなのか」

ってのは私の中にある一つの命題だったりして
やはりこういうものは性欲と同じで
強引な抑圧ではなく抑制(コントロール)が大切なのかな、と。
でも、そこに至るにはパワーのある人間ほど
試行錯誤を繰り返す必要があるわけでそう簡単なことじゃないんでしょうね。
(やっぱり必要なのは愛の力?)

ところで「思い出のマーニー」の製作に一切タッチしていないはずの宮崎駿氏が
今作品のポスターに「今時金髪の女の子で、気を惹こうなんて古い!」
と大変ご立腹だったそうで
「どおしても口を挟まずにいられないんすね。」
とつぶやかずにはいられない私なのでありました。
斉藤環さんは真逆の感想でしたがwww)

そのほか自分は「女子の代表」として発言しないよう心掛けているという
深沢真紀さんの「女の時代から女子の時代へ」
今やネットとリアルは対比ではなく融合しなければ説得できない時代だという
川上量生さんの「鈴木さんにもわかるネットの未来」
も大変読みごたえがありました。

小冊子『熱風』は無料配布している書店がけっこうあるので
そこでいただいちゃうとお得です。
ご興味を持たれた方はぜひに。

◆小冊子『熱風』の置いてある書店は下記のとおりです。
http://www.ghibli.jp/shuppan/np/007496/
※定期購読もあるんだけど申し込むと購読料取られちゃうんだよね~。